これまでキリンという動物は1種類で、模様や大きさの違いで様々な亜種に分けられていると考えられてきましたが、最近の遺伝子研究によりキタキリン、ミナミキリン、マサイキリン、アミメキリンの4種に分けられることが判明したそうです。日本の動物園で飼育されているキリンの多くはアミメキリンやマサイキリンです。
また、戸川幸夫氏(1912~2004)によるとサバンナで、アミメキリンとマサイキリンが出会ったところを目撃し写真にも収めたことはあったが、両者が交雑したという話は聞いたことがないと記述していることから、これは両者のキリンが遺伝的違いのある種類同士であることを暗示していたのではと私は考えています。