フラミンゴの仲間は鮮やかなピンク色の羽根を持つ、動物園の人気者です。
このピンク色の秘密は、実は彼らの食べ物にあります。
フラミンゴは産まれたばかりの頃は灰色ですが、親から「フラミンゴミルク」と呼ばれる、親の喉で作られたピンク色の栄養のある液体を与えられることで、羽根がピンク色に染まります。そうして大人になった後も、羽根をピンク色に染める効果がある食べ物を食べて生きていくことになります。
その食べ物とは、塩湖やアルカリ性の湖に生息しているプランクトンや藻です。このプランクトンや藻にはピンク色の色素が含まれており、これを食べることで羽根のピンク色が保たれるのです。
では、ピンク色の色素が含まれたものを食べずにいるとどうなるのかというと、徐々に羽根の色が薄くなり、最終的には白くなってしまうそうです。
動物園で飼育されているフラミンゴが羽根の色を保っていられるのも、与えられている餌にピンク色の色素が含まれているからなのです。